夏から秋口まで活躍するビジネスシャツの1つに『ビズポロ』があります。
ビズポロは「ビジネスシーン用にチューニングされたポロシャツ」なワケですから、普段のポロシャツをビズポロ運用することは勿論NG。
いわゆる“半袖オジサン”、もしくは“お洒落を知らない休日のお父さんファション”になってしまわないよう、ビズポロの基本知識をバシッとおさえて、快適に夏の仕事に打ち込んでくださいませ。
『半袖ワイシャツとビズポロの違いは?』
『おすすめのビズポロって何?』
そんな疑問をお持ちの方のお手伝いができれば幸いです。
日本製ビズポロ

ビズポロとは? ビジネスポロシャツとは?
おすすめのビズポロを紹介する前に、まずはビズポロとは何者なのかについて解説していこうと思います。
「鹿の子」で「半袖シャツ」だったら、大体ビズポロ
ポロシャツの中でも、ビジネスシーンでの着用を想定してデザインされた物をビズポロ(ビジネスポロシャツ)と呼びます。
では、具体的にどんなデザインなのかというと、以下4つの要素を備えているシャツが主にビズポロと呼ばれています。
- 台襟がある
- 半袖である
- 柄やロゴがない
- ポロシャツの生地(鹿の子生地)である ※正直、この要素を満たす必要もない気がしています
・・・・・・ここでお気付きの方もいらっしゃるやもなのですが、実は、ビズポロって、そんなにポロシャツではなく、むしろ鹿の子の半袖ワイシャツのことだったりします。
そのため、とあるシャツ屋さんに言わせると最近のポロシャツ(=ビズポロ)はポロシャツじゃなくて……といった意見もあるとか。
台襟とは、ビジネスシャツに欠かせないパーツのこと
ビズポロに求められる4要素の内、一番聞き馴染みが薄いであろう「台襟(だいえり)」については、ここでしっかり解説したいと思います。
「台襟」とは、身頃と襟羽根の間にあるパーツのことで、普段、皆さんが袖を通しているワイシャツには標準装備されています。
台襟のあり/なしのイメージは、こんな感じ(↓↓↓)で、襟の高さが結構変わってきます。※シャツは襟が高い方がドレッシーです。
そのため、ファッション初心者だと特に存在を見落としがちな台襟なのですが、仕事で着るようなドレスシャツには必要不可欠。
ビズポロを選ぶときは、必ず台襟があるタイプを選ぶようにしてくださいね。
前立てデザインは、そこまで重視されていない(どちらもOK)
最後に、ビズポロの前立てデザインについてもふれておこうと思います。
ポロシャツと言えば、頭から被って着用するプルオーバータイプが一般的なのですが、ビズポロに関してはプルオーバータイプに加えて、普通の前開きタイプのシャツも流通しています。
プルオーバータイプよりも、前開きタイプの方がドレス感が高いのは間違いない中で、「よりビジネステイストに寄せる」のか「あくまでもポロシャツテイストを残す」のかで、メーカーやブランド毎のこだわりが垣間見えていると言っていいでしょう。さらっと着用できる鹿の子生地であることが最重要ってこともあるかもしれませんが。
ビズポロの基本スタイルは「ノータイ&ノーネクタイ」
基本的に、ノータイ・ノージャケットが、ビズポロの基本スタイルとなります。
勿論、ジャケットを羽織ることでドレス感をUPさせる着こなしも◎。
ただし、ジャケットとビズポロ(というより半袖シャツ)との組み合わせは、ジャケットが痛みやすい着こなしであることは覚えておきましょう。
理由は簡単で、シャツの袖が短い分、一の腕の汗や皮脂やジャケットにダイレクト付着してしまうためです。
そのため、ビズポロに合わせるジャケットは、自宅洗い簡単な素材だったり、肩パットなどが入っていないテーラードジャケットだったりがオススメです。


ビズポロとネクタイの組み合わせは「推奨はしない」ぐらいの塩梅
ビズポロとネクタイの組み合わせは、止めはしませんが、推奨もしないぐらいの塩梅です。
・・・というのもビズポロの季節にネクタイが必要になるということは、結構なドレス感を求められるシチュエーションの筈。
であれば、そもそもビズポロ(半袖ワイシャツ)のチョイスが危ういのでは?と思ってしまうからです。
おすすめのビズポロ7選
ここからは、おすすめのビズポロをご紹介します。
実際に購入するときの参考にしてみてくださいね。
※※掲載している参考価格や各通販サイトでの販売価格は、2022年6月時点のものです。予めご了承くださいませ。
百貨店の1万円超えシャツのクオリティを、7,000円台で実現するコスパ|鎌倉シャツ
企画から生産まですべて自社生産で賄うことで余計なコストを全てカット。百貨店に並ぶ1万円越えのシャツクオリティにこの価格で戦える秘密がココにあります。
ピックアップしたビズポロは、吸湿性と発散性に優れたラミー3素材を組み合わせたもの採用したもの。より涼しく・快適な着心地を楽しむことができます。
▼紹介したビズポロのレビュー
2シーズン、4枚目
5.0
夏の仕事用のポロシャツとして買ったところ、着心地、見た目とも素晴らし買ったので、2シーズン続けて購入しました。
ややきめの細かい生地が使われておひ、かつ襟周りがきちんと立つため、一枚で着ても、ジャケットの中に着ても、カジュアル過ぎることなく、仕事での着用に最適です。引用元:公式通販サイト
正解でした!
5.0
これまでワイシャツに関しては、迷うことなく “鎌倉シャツ一択” で買い続けてきました。ただ、出張の前入り移動時など用に『きちっとしている感があり、且つ、さらっとラフに着れる感』のものはないか探し続けていました。(特に夏場)
ポロシャツに関しては、ラフすぎるし、着込んでいくとヨレるというイメージがあり(着ず嫌い)、これまで全く眼中になかったのですが、オンラインショップをクリッククリックしているうちに、本製品にくぎ付けになっている自分がいました。
最後まで迷いに迷いましたが、結果的には買って大正解!
製作者の意図することが全て反映されており、もう数十回洗濯しておりますが、型崩れすることなく着ることができ、大変満足してます。引用元:公式通販サイト
『お洒落は我慢』を打ち砕く、究極の着心地とスマートな格好良さを両立した半袖シャツ|INDUSTYLE TOKYO
何も着ていない気がするぐらい軽い着心地が大きなポイント。
そして、スポーツウェアのように、身体に優しくフィットしてくれるため、半袖スタイルでありがちな「腰回りがダボダボ」が全く起こりません。
夏仕事で使える「ハイクオリティな半袖シャツ」を探している方にはピッタリな1枚ですよ。
▼紹介したビズポロのレビュー
試しに1枚だけ買ってみたら、もう他のシャツが着られなくなりました
5.0
この着心地を知ってしまうと、他のシャツが窮屈に感じてしまうぐらいで、
シーズンに1着は買ってしまってます。引用元:公式通販サイト
首回りがサッパリしてみえるカッタウェイの1枚|オジエ(ozie)
メーカー直販ということもあり、百貨店だと2万円近くすることも珍しくない高級生地シャツを、6,000円~という例価格で入手できます。また、とにかく商品(生地)の品揃えが多いのも特徴と言えますね。
ピックアップしたのは、さらっと涼しい鹿の子ニットで仕立てたビズポロです。
首回りがサッパリして見えるホリゾンタルカラーを採用しているため、クールビズなどのシャツスタイルとも相性◎ですよ。
上品なハイゲージニットで仕立てられたビズポロ|タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)
ピックアップしたのは、細かな目で編み上げられたハイゲージジャージ素材で編み上げられた、上品なビズポロ。
定番のスラックスは勿論、デニムやチノパンとも相性◎ですよ。
リーズナブルなイージーケアなポリポロ|オリヒカ(ORIHIKA)
ピックアップしたのは、消臭芯地やシワにつよいポリ生地を採用したビズポロ。
ワイシャツを着ている間も、ワイシャツを次に着用するまでの間もストレスフリーに過ごせる1枚です。
サラっとベタつきにくいシアサッカー生地のビズポロ|ブルックスブラザーズ(Brooks Brothers)
汗ばんだときでもベタつきにくい、凹凸のあるシアサッカー生地で仕立てられたビズポロです。
ニットシャツらしい着心地と、大人カジュアルなアクセントの一枚。
日本の繊維業界を牽引している東洋紡が開発した「アルティマニット生地」を採用。細やかなダイヤ柄が並ぶ表情と、ニットシャツらしいストレッチ性や吸水速乾性、イージーケア性に優れているのが特徴です。
第一ボタンを外した時にチラ見えする、デザインテープが、大人カジュアルな印象を演出。比較的緩めな服装でOKな職場であれば、ぜひご検討くださいませ。
あとがき
以上、ビズポロについてでした。
参考になる部分があれば嬉しいです。
夏場の仕事に気持ちよく打ち込むためにも、皆さんの理想に近い1枚を見つけてくださいね。
『紳士のシャツ』編集部の玄木でした。
ではまた。
究極の着心地を追及する日本のシャツブランド「インダスタイル トウキョウ」特集
“宇宙飛行士の船内作業着”を仕立てた技術と型紙をベースに始まった「インダスタイル・トウキョウ(INDUSTYLE TOKYO)」は、1956年創業の老舗メーカー『丸和繊維工業』が展開する日本のシャツブランドです。
オリンピック選手の競技ウェアや、宇宙船飛行士の船内作業着など、プロフェッショナルのパフォーマンスを支える服に採用された「動体裁断®」という技術を世界で初めて、ワイシャツに投入。『試しに一度着て見たら、他のブランドのシャツが着られない』といった声が寄せられるような着心地を生み出しています。
『アド街ック天国』やNHKなどの映像メディアから、ゴルフ雑誌EVEN、ディスカバリージャパンなどなど、様々なメディアで取り上げられています。