この記事では「カッターシャツ」とは何ぞや? という疑問の答えつつ、オススメのカッターシャツの選び方など解説していきます。なお、結論から言ってしまうと、現在、「カッターシャツ」は「ワイシャツ」の別名のような言葉で、どちらも同じドレスシャツを指します。ただ、まったく同じかというと微妙にそうではなく、細かなニュアンスなどは是非、記事の方をご一読頂ければと思います。

東日本で生まれ育った方だと馴染みが無い言葉の1つに「カッターシャツ」というものがあります。

皆さんはどうですか? カッターシャツ。ご存知ですか?ちなみに私は社会人になって数年後に初めて耳にしました。

カッターシャツ」とは、主に西日本で使用される言葉の1つで、いわゆる“ワイシャツの別名”。現在は、ほとんど同じ物を指す言葉として定着しています。

「カッターシャツ」は主に西日本で使われる言葉で、東日本で「ワイシャツ」が指し示すものと同じものです。

今回は、そんなカッターシャツという言葉と一緒に「ワイシャツ」という言葉の起源を解説していこうと思います。
「カッターシャツとワイシャツの違いって何?」
「おすすめのカッターシャツとかあるの?」

ちょっとした知見や教養を積み上げる場として楽しんでいただければ幸いです。

目次 – 項目をクリック/タッチすると、該当コンテンツへとびます –

  1. カッターシャツとは?
  2. ワイシャツの由来は、Yシャツ……ではない
  3. 最高のカッターシャツを選ぶための3ポイント
  4. おすすめカッターシャツブランド7選
  5. あとがき

カッターシャツとは?

東日本生まれの人は「カッターシャツ」という言葉に驚き、西日本生まれの人は「全国共通でないこと」に驚く。そんなカッターシャツについて詳しく解説していきます。

カッターシャツは西日本におけるワイシャツの別名

「カッターシャツ」とは、西日本を中心に使われるワイシャツを指す言葉です。

元々は、スポーツメーカー美津濃(現・ミズノ)が1918年に発売したシャツの商品名で、それがワイシャツを指す一般名詞として浸透しました。

「勝った」という言葉をもじって「カッターシャツ」

カッターシャツの「カッター」は、「勝った」をもじったもので、美津濃の創設者・水野利八氏がつくった造語です。

ミズノ公式トリビアページによると、水野利八氏が大好きな野球の試合を観た後に「勝った!勝った!」と喜ぶ観客の姿を見て閃いたのだとか。

「カッター(勝った)」というワードは文字通り縁起良し!ということで受け入れられ、当時の学生たちの間で評判になったと言われています。

この学生たちの間で評判になったことが影響してか、

  • 学生用シャツ=カッターシャツ
  • 社会人用シャツ=ワイシャツ

と細かく呼び分けるケースもあるそうです。

ビジネス&スポーツで着用できるシャツとして販売された

上の写真だとギリギリ読めるキャッチコピーに「ハイキング用」「テニス用」「事」務用」とあることから、元々のカッターシャツはビジネスだけでなくスポーツでも着用できる1枚として販売されていたことが分かりますね。

現在のミズノ(元・美津濃)も、ゴルフのためにディティールを調整したシャツを販売しています。
現在のミズノ(元・美津濃)も、ゴルフのためにディティールを調整したシャツを販売しています。

ここで「テニスで、どうしてワイシャツ?」と思われるかもしれませんが、実はテニスは元々、襟付き&長袖のシャツを基本ユニフォームとしていた歴史があります。

ちなみに少し話がズレますが、“ワイシャツを着てテニスをするという窮屈さ”から解放されるための発明が、皆さんもご存知ポロシャツだったりします。

「ワイシャツ」の由来はYシャツではない

カッターシャツ=ワイシャツということが分かった所で、次は、ワイシャツの名前についても解説していきます。

ワイシャツの由来は、White Shirt(ホワイトシャツ)のネイティヴ発音

さて、ワイシャツという名前の由来、ご存知ですか?

ワイシャツという名前の由来は諸説あり、ホワイトシャツ(white shirt)のネイティブ発音がワイシャツに近いことから、ワイシャツとして定着したという説が主流だと言われています。

他にはTシャツのネーミングに近い理屈で、襟の部分がYの字に見えることからワイシャツと呼ばれるようになったという説もありますが、あまり有力な説ではないようですね。

【ワイシャツの由来まとめ】ワイシャツの由来はY-Shirtではなく、White Shirt(ホワイトシャツ)にあると言われています。そのため、日本にホワイトシャツが伝わった際に「ホワイトとワイを聞き間違ったのかな?」と思いきや、実はホワイトシャツのネイティヴ発音は「ワイシャツ」方が近いのです。

最高のカッターシャツ(ワイシャツ)を選ぶための3ポイント

カッターシャツ(ワイシャツ)を選ぶ際に気を付けたいポイントは

  • サイズ(特に首回りと裄丈)
  • 襟(えり)型
  • 手入れのラクさに通ずる生地素材

以上3つです。

1つずつ解説していきますね。

首回りと裄丈(ゆきたけ)をベースにした、正しいサイズ選び

カッターシャツ(ワイシャツ)選ぶ際は、自分の身体に合うサイズを探しましょう。

特に、首回りと裄丈(ゆきたけ)の2ケ所を基準にすると、丁度いいサイズが見つけやすい筈です。

着用シーンに合わせた、襟(えり)型選び

基本のビジネススタイルにピッタリな、セミワイド(ワイド)

襟(えり)が100~120°開いているタイプを、セミワイド(ワイド)と呼びます。

ネクタイを結んだスタイルとも相性が良く、実は数ある襟型の中で最もクラシックだったりします。

クールビズなどのノーネクタイと相性◎な、ホリゾンタル

襟が約180°開いているタイプを、ホリゾンタルと呼びます。ブランドや店舗によっては「カッタウェイ」と呼ぶこともありますが、同じ種類の襟を指しています。

第一ボタンを外した時の首元が、サッパリして見えるため、ノーネクタイでも清潔感&キチッと感があるスタイルに仕上がります。

ビジネスからカジュアルまで活躍する、ボタンダウン

襟(えり)の先をボタンで留めているタイプを、ボタンダウンと呼びます。
ビジネスシーンでも着用できるシャツではありますが、本来はカジュアルに分類されるため、冠婚葬祭などのフォーマルな席での着用はNG。

襟の開きが大体90~100°と狭いため、ネクタイを結ぶときは、ダブルノットなど結び目が細長くなる結び方がオススメです。

楽してお洒落(きっちりさ)を保つ、イージーケアな素材選び

カッターシャツ(ワイシャツ)は、ホワイトかサックス、ネイビーあたりを選ぶのが無難ですが、より「クオリティの高さ」にこだわるのであれば、カッターシャツの生地素材にも注目しましょう。

お洒落なカッターシャツを目指すのであれば、汚れやシワは大敵。。。とはいっても、実際洗濯後のアイロンがけなどは、なかなかストレスです。

そんなときは「形態安定シャツ」や「ニットシャツ」といったイージーケアなカッターシャツを選ぶことで、楽をしてしまいましょう。

おすすめカッターシャツ(ワイシャツ)ブランド7選

ここからはオススメのカッターシャツブランドを紹介していきます。
実際に購入するときの参考にしてみて下さいね。

※各商品の価格・スペックは2021年5月10日時点のものとなることを予めご了承くださいませ。

リピート間違いなしの着心地&美シルエット|INDUSTYLE TOKYO(インダスタイル・トウキョウ)

INDUSTYLE TOKYO 細番手鹿の子 ボタンダウン 長袖
引用元:https://www.itohari.jp/

創業60年を越える老舗ニット専業メーカー・丸和繊維工業が展開している日本製シャツブランド『インダスタイル・トウキョウ』のカッターシャツ(ワイシャツ)です。

オリンピック選手のユニフォームと同じ「動体裁断®」を採用しているため、何も着ていないような気さえする「ノンストレス着心地」が特徴です。

また「動体裁断®」の副次効果により、腰回りのダボつきを改善しており、クールビズ中などにシャツ1枚で過ごしていてもキチっと見える特徴があります。

引用元:https://www.itohari.jp/

INDUSTYLE TOKYO 細番手鹿の子 ボタンダウン 長袖 の特徴まとめ

ブランド名

インダスタイル・トウキョウ(INDUSTYLE TOKYO)
公式通販で
購入する
16,500円

キング・オブ・楽チンな完全ノンアイロンシャツ|はるやま

はるやま i-Shirt 完全ノーアイロンシャツ
引用元:rakuten.co.jp

紳士服ブランド『はるやま』が販売している、シャツ業界唯一の完全ノンアイロンシャツです。

JIS企画で定められたW&W性(洗いシワの残りにくさを表す指標)で最高レベルの「レベル5」を叩き出した、実績を持ちます。

シワの残りにくさだけでなく、吸水速乾性や防臭性など、ビジネスパーソンを支える機能が満載です。

引用元:rakuten.co.jp

はるやま i-Shirt 完全ノーアイロンシャツ の特徴まとめ

ブランド名

はるやま
amazonで
購入する
4,290円
公式通販で
購入する
5,280円
楽天市場で
購入する
3,300円

リーズナブルな“高見え”シャツブランド|UNIVERSAL LANGUAEG(ユニバーサル・ランゲージ)

UNIVERSAL LANGUAGE ボタンダウンシャツ
引用元:uktsc.com

ビジネスパーソンのためのファッションブランド・スーツカンパニーの高級ライン『ユニバーサル・ランゲージ』のカッターシャツ(ワイシャツ)です。

価格は5,000円台~とミドル級であるにも関わらず、実際に袖を通してみたときの高級感が抜群に高い「高見えブランド」です。

本当に価格と見栄えのバランスが丁度いい、オススメのブランドですよ。

引用元:uktsc.com

UNIVERSAL LANGUAGE ボタンダウンシャツ の特徴まとめ

ブランド名

ユニバーサル・ランゲージ(UNIVERSAL LANGUAGE)
公式通販で
購入する
4,180円

百貨店の1万円超えシャツのクオリティを、7,000円台で実現するコスパ|メイカーズ鎌倉シャツ

鎌倉シャツ ブロードクロス(ポプリン)
引用元:shirt.co.jp

“鎌倉シャツ”の愛称でお馴染み、日本製シャツブランド『メイカーズ鎌倉シャツ』のカッターシャツ(ワイシャツ)です。

企画から販売までを一元管理することでコストを徹底的に削減しており、百貨店の1万円を超えるシャツのクオリティを7,000円台で実現することに成功しています。

引用元:shirt.co.jp

鎌倉シャツ ブロードクロス(ポプリン) の特徴まとめ

ブランド名

メイカーズシャツ鎌倉
公式通販で
購入する
6,490円

圧倒的な品揃え、選ぶのも楽しい|ozie(オジエ)

ozie カッタウェイ 麻リネンシャツ
引用元:ozie.co.jp

1942年創業のシャツ専業メーカー・(株)柳田織物が展開する『オジエ』のカッターシャツ(ワイシャツ)です。

メーカー直販ということもあり、百貨店だと2万円近くすることも珍しくない高級生地シャツを、6,000円~という例価格で入手できます。

また、とにかく商品(生地)の品揃えが多いのも特徴と言えますね。

引用元:ozie.co.jp

ozie カッタウェイ 麻リネンシャツ の特徴まとめ

ブランド名

オジエ(ozie)
公式通販で
購入する
7,700円

世界的ブランドや有名ショップのOEMで技術を積み上げた老舗シャツメーカー|土井縫工所

土井縫工所 ドレスシャツ
引用元:doihks.jp

約70年間、世界的ブランドや有名ショップのシャツを仕立て続けてきた『土井縫工所』のカッターシャツ(ワイシャツ)です。

自社工場で1枚1枚職人が仕立てるスタイルを今も採用しており、非常にクオリティの高いシャツに仕上がっているのが特徴です。

既製服だけでなくオーダーメイドも請け負っており、既製品では満足できない方はぜひ、お試しくださいませ。

土井縫工所 ドレスシャツ の特徴まとめ

ブランド名

土井縫工所(DOIHOKOSHO)
公式通販で
購入する
8,800円~

我らが庶民の味方|UNIQLO(ユニクロ)

UNIQLO シャツ
引用元:uniqlo.com

トレンドに左右されず、長く愛用できる商品開発×超大量ロット生産による、低価格高クオリティを実現する日本のファッションブランド『ユニクロ』のカッターシャツ(ワイシャツ)です。

今回紹介するのは、コットン100%なのに、アイロン不要な「スーパーノンアイロンシャツ」。綿素材の風合いを残したまま、イージーケア性を高めた一品です。

UNIQLO シャツ の特徴まとめ

ブランド名

ユニクロ(UNIQLO)
公式通販で
購入する
1,990円

あとがき

以上、カッターシャツとワイシャツの由来から、おすすめの1枚の選び方、おすすめブランドまでを紹介・解説しました。
参考になりましたでしょうか。

カッターシャツとワイシャツの話は、ちょっとした席での話のネタにもなると思いますので、良きタイミングがあれば是非ご活用くださいませ。

『紳士のシャツ』編集部の玄木がお送りしました。
ではでは。